小説置き場

小説を書いてみました
初の長編です
シリーズ化してますのでちょくちょく続きを書いていこうと思います



「第二話〜逃走〜」



翌朝になり俺とアガサは寝不足ながら出発した

「ったく・・・私はすぐに出発しようって言ったのに・・・」

「人のせいにすんのかよ!自分だってあんなに笑ってたくせに!!」

「あれは仕方ないわね。若気の至り(?)ってやつね。」

・・・意味わかってんのか!?

とにかく眠い・・・寝不足だとテンションがおかしくなる・・。

「ねえ、ねえ!あの話もう一回してよ!!」

「えぇ?またぁ〜!?」

「いいからいいから!」

「わかったよ・・・
むかーしむかーしあるところにおじいさんとおばあさんがおりました・・・
・・・・・すると川から大きな桃がドンブラコと流れてきました」

「だぁーはっはっはっはぁー!!あはははははぁ〜!!
い〜ひっひっひっひぃ〜!!あへへへへぇ〜!!」

「どこがおもしろいんだよぉ〜・・・。」

「だ、だって。も、桃が!桃がぁ〜!!
あーっはっはっはぁ〜!!」

昨日からずっとこの調子である。

まだ桃が流れてきたところしか話していないのに・・・

昨日もここを話しただけで30分爆笑され、続きを話せなかった・・・。

もしかしたら全部聞かせたら笑い死ぬのではないだろうか・・・

「お、おなか痛いよぉ〜・・・・いひっひっひぃ〜」

笑いすぎでどうやら腹筋が筋肉痛になっているらしい・・・幸せなやつである

腹が痛いので力なく笑い続けている・・・

「ところでどういうルートで行くつもりなんだよ。
俺たちはお尋ね者だろ!?」

「あ、あはは。それは森を抜けていくしかないわね。
少し遠回りだけどしかたないわね。・・・・・・ぐふっ!!」

どうやら思い出し笑いをしているらしい・・・・

「・・・・ドンブラコと桃が流れてきました」

「だぁーっはっはっはっははははははぁー!!!」

今度は笑い崩れて倒れながら爆笑している・・。

やれやれ。さいさき不安である。

「おい!いい加減にしろ!!
進めないだろ!!」

「だ、だって!!桃があああ!!!
なははははあああ〜!!」

俺があきれて置いて行こうとすると
向こう側からなにやらあやしい集団がやってきた!!

「おいっ!アガサ!あれはなんだ!!」

「ははは・・・・。はっ!あれは猫先生よ!!」

ねこぉ!?

向こうもこちらに気づいたらしく向かってきた

「これはこれはアガサ君じゃありませんか〜。
お久しぶりだにゃ〜」

な、なんだこいつは!!全然猫っぽくないぞ!!

むしろただのくたびれたおっさんだ!

・・・ん!?よくみると猫耳がついている!!

中途半端だ!!コスプレにしても中途半端すぎる!!

「・・・猫先生・・。まさかあなたが私を追ってくるなんて・・・」

「その呼び方はやめるにゃ〜!私はもう猫男爵にクラスチェンジしたんだニュー!!
君を倒せば私が君のポストに収まる事が出来るんだニュー!!」

なんか気にさわる喋り方である・・。しかも間違ってるくさい!!

「夢っ!!よく聞いて!!向こうはSWATもいるわ!!
数が多すぎる!!ここは私の魔法とあなたの特技で敵の動きを封じて
その隙に一気に逃げるわよ!!」

確かにもへじ兵もたくさんいる・・。ワキガ軍団か・・・。

・・・ん!?と、特技!?

「お、おい!!キャベツの千切りなんかでどうやって動きを封じるんだよ!!」

「え!?違うわよ!!敵を笑わせるのよ!!」

なぬー!!いきなりいわれても・・・・

「そんなのいきなり言われてもどうすりゃいいんだよ!!」

「なんでもいいからとにかくやってよ!!」

えーい!!こうなりゃやけだ!えーっと、この世界は俺の世界とは常識がちがうから・・・

「さあ、さっさとやってしまうにゃー!!」

「イーッ!!」

もへじ兵がこっちに向かってくる!!

ど、どうしよう!!この曲しか浮かばない!!

「お昼休みはウキウキウォッチング〜♪

あっちそっちこっちどっち、いいともぉ〜♪」

「だーはっはっはっはー!!(もへじ兵の笑い声)」

「にゃにゃにゃにゃにゃにゃああああ!!(猫男爵の笑い声)」

おお!!効果てきめんだ!!なんか乗ってきた!

「は〜うぅ〜どぅ〜ゆどぅ〜♪
ご機嫌いかぁ〜がぁ〜♪・・・・・・処分!処分!!」

猫男爵とSWATは倒れて動けないようだ。

「今のうちだ!!アガサ逃げるぞ!!」

「・・・・・!!!!!」

見るとアガサも倒れている・・・・

しまった!!こいつにも効くんだった・・・

しかも笑いすぎでアゴがはずれてしまったらしい・・・・なさけないやつだ・・・

「・・・・・い、いくぞ!!」

仕方ないので引きずりながら森へと向かった。

「ま、まつのにゃ〜・・・・にゃにゃにゃにゃあああ〜・・」

猫男爵はほふく前進でこちらに向かってこようとしているらしい・・・

当然追いつくわけがない。さらばだ!!猫男爵よ!!



森へと逃げ込んだ俺たちはアガサのアゴを直してから落ち着いた。

「ったく・・・しっかりしてくれよ!」

「そうね。うかつだったわね・・・。自分のことをまったく考えていなかったわ。
あー・・・アゴ痛てえ・・・」

しかしこんな調子じゃ敵の本拠地には乗り込むには無理がある。

どうしたものか・・・・

私の不安を感じ取ったらしくアガサが喋りだした。

「”不安”って顔してるわね。まあ無理はないわね。いつまでも逃げ回っているわけにはいかないし。
しかたないわね。仙人の森へ向かうしかなさそうね。」

「何だよ、そこは??」

「仙人の実家よ」

「そんなことを聞いているんじゃない!!何をしにいくんだ!」

「・・・・あなたには力が必要よ」

そして俺たちは仙人の森へと向かっていくのであった。

それはまるでもう避けられない運命の道であるかのように・・・。



次回へ続く



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